理学療法士、講習会によるポイント

理学療法士とは、障害のある人やケガを負った人に対して、

座る立つ歩くといった基本動作の回復や維持、あるいは障害悪化の予防のために、運動療法や物理療法を用いて、自立した日常生活を送れるように支援する専門職のことで、名乗るためには国家資格の取得が必要です。

 

専門性を高め、理学療法の学問的発展に貢献するための研究に特化する専門理学療法士と、社会・職能面における理学療法の技術やスキルを高めていくことを目的とし、専門的臨床技能の高維持に努める認定理学療法士に分かれていて、どちらも新人プログラムを受ける、または免除されたのちに資格取得へと進むことができます。

 

理学と認定の両方を合わせて、延べ4000名以上の人が資格を取得しています。

 

新人プログラムを受けた後は、基礎理学療法/神経理学療法/運動器理学療法/内部障害理学療法/生活環境支援理学療法/物理療法/教育・管理理学療法の7つから専門分野を決めます。

 

その後必要になってくるのが一定数のポイント獲得です。理学療法的に適した活動を行うことで、ポイントを得ることができます。

 

学会発表や論文、資格取得によってポイントを得ることもできますが、研修・講習会を受けることでのポイント取得が一般的です。

 

理学療法士の資格を持つ講師による、日本理学療法士協会の認定を受けた180分以上の理学療法士の講習会を受けることでポイント条件が達成されます。また、更新においてもポイントが必要となってくるので、定期的に研修・講習会を受ける必要があります。